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一度逃げると逃げ癖が付くからダメだ!
仕事を逃げたいと思っても我慢すべきだ!
仕事を辞めたいというヤツは甘えている!
なんて言われると何だか嫌な気分になりますね。
確かに我慢すべきことや耐えるべきこと、
そういった忍耐が必要な場面ってあります。
けどそれは以下のことがポイントになります。
それはどんなポイントかと言うと、
今の仕事を我慢したその先に何が得られますか?
ということなんですね。
我慢し続けても希望がないなら報われないので、
今いる居場所を思い切って変える必要があります。
甘えだとか言うレベルの話ではありません。
今回は、この「逃げる」というのをテーマに、
人生の戦略という視点でお伝えしたいと思います。
逃げ方を戦略的に使えるようになることで、
人生の無駄遣いを回避できるメリットがあります。
晩年になって後悔するほど辛いものはありません。
前回は、理想の人生には先に差し出す考え方が重要で、
僕の友人の失敗談を絡めて人生設計という話をしました。
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テレビゲームの世界に逃げ込んでいた学生時代
僕の中学生時代は家庭環境は悪かったし、
それに学校ではいじめを受けてたんですね。
僕は2階に自分の部屋があったんですが、
よく母親と父親が大声で言い合っているのを、
床に耳を当てて聞いてたのを覚えてます。
僕は中学校に入ると極端に大人しくなり、
人を避けるように一部の友達とだけ関わり、
クラスの中にいる陰の薄い生徒になってました。
それに中学になると不良グループができ始めて、
大人しかった僕はいじめの対象にされました。
当時の僕は自分が情けなくて惨めで、
どうにもならない現実に途方に暮れてました。
そんな時に僕にとっての心の拠り所は、
小学生時代からやっていたテレビゲームでした。
ゲームってやってると夢中になれるので、
外側から入る情報をシャットアウトできるんですね。
無意識的な防衛本能なのかゲームへと逃げ込み、
気が付いたら1日10時間やってたりしました。
学校から帰ったら即ゲームのスイッチを入れ、
深夜までひたすらゲームばかりやってたし、
休日は丸1日部屋に籠ってやってました。
時々、目がしょぼしょぼするんですが、
ゲームって中毒性があるんでやってしまうんです。
ゲームだけが僕にとっての生き甲斐でした。
けど今、振り返ってみて思うことは、
もし自分にゲームという逃げ場がなかったら、
あの時の僕はどうなってしまったんだろうな?
て、思ったんですね。
そして逃げ場があって良かったんじゃないか?
ていうのは、やっぱり思うんです。
何かにすがりたいというか頼りたいというか、
そんな時って甘えとかそんな心の余裕なんてなく、
ただただ現実逃避をしたいってだけでしたが、
逃げることは決して悪いことばかりじゃない・・・
都合の良い解釈に聞こえるかもしれませんが、
けど、本当に辛くて仕方がない状況って、
逃げ場が唯一の温もりに感じたんですね。
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身体だけだと耐えられるが精神的な心労はかなり危険!
「逃げずに立ち向かうことが大切だ!」
「逃げることは恥ずべき行為でとんでもない!」
「逃げても情けない自分が待ってるだけだ!」
世間一般的に逃げることって、
ネガティブなイメージの方が強いですよね。
まるで逃げることが悪のように思われてます。
けど世間一般のイメージなんてどうでもいいんです。
大切なのはこのことなんですね。
あなたの中で逃げることを否定的に捉えてませんか?
ということが言いたいんです。
どこか悪いことだと思っていないかってことです。
もしそうなら偏った考え方になってるんですね。
これって失敗しないように注意しようと思うほど、
案の定、失敗してしまう心理と同じなんです。
では、このように考えればいかがでしょう。
戦うべき時はあるけど、でも逃げてもいい・・・
逃げてもいいって選択肢があるだけで、
何だか気持ちが楽な感じがしてきませんか?
これが心のバランスを取るということなんですね。
人生は如何にバランスを取るかが重要です。
シーソーのように上手くバランスを取るには、
心の場合は考え方を工夫することが大切なんですね。
実際、仕事を逃げたいと思いながら、
それでも我慢して働き続ける人は多いです。
僕も製造業の派遣社員として働いてた頃、
班の班長から執拗なパワハラを3年我慢しました。
その結果、仕事を逃げるという選択をしました。
人って身体だけなら耐えられるんです。
けど精神的な心労は耐え切れるものではありません。
逃げの反対って我慢することだと思いますが、
仕事の精神的苦痛を我慢し続けることは、
百害あって一利の得もありませんでした。
逃げるということと現実逃避とは全くの別物
僕達は逃げることはよくないことだと思いつつ、
一方では我慢のし過ぎはよくないのも知ってます。
結局のところ、逃げることと我慢することって、
どのように判断していけばいいのでしょう。
それは環境から考えて判断するのです。
例えば海外の紛争地域なんかだと、
いくら我慢しても苦しいばかりじゃないですか。
紛争地域だと逃げることも難しいかもしれませんが、
けど日本で仕事をしてる場合は環境が合わなければ、
思い切って変えることは不可能じゃないですよね。
それにどこまで我慢できるのかだって、
持って生まれた性格や育った環境に影響します。
世間一般の価値観を基準に考えてしまうことで、
本来は限界なのに無理し続けてしまうわけです。
電通の社員が亡くなった事件は有名ですよね。
パワハラや月100時間以上の残業に悩み、
クリスマスの日に会社の寮から自殺をしました。
僕もパワハラを受けながら月100時間残業をし、
そんな日々を3年間ずっと耐え続けてきました。
その後に部署をたらい回しにされたりしましたが、
僕は抜け出したい思い一心で必死に副業をやり、
独立まで出来たけど、これも立派な逃げでした。
自分を活かす為に逃げるというのは、
悪いことじゃなくて、むしろ人生の戦略です。
それは甘えとかいうレベルの話ではありません。
逃げることは恥でも負けでも何でもない
本日のまとめ:
- 逃げることが決して悪いことじゃない
- 逃げることは心のバランスを保つのに役立つ
- 今の環境で逃げるかどうかを判断する
今回は仕事を逃げたいのは甘えではなく、
生き方を見つける為の戦略と考えられる・・・
というテーマでお伝えしました。
仕事って自分で選ぶものではありますが、
人間関係ってロシアンルーレットみたいな感じで、
実際に入社してみないと分かりません。
分からないからこそ、
その環境に居てストレス過多になっていないか?
環境から逃げることを判断するのです。
環境から考えて危険を感じるなら戦略的撤退です。
それはネガティブなんかじゃなく、
積極的な戦略と考えることもできるんですね。
勿論、逃げを言い訳に自分を甘えさせるのはダメです。
それこそ逃げ癖が付いて抜け出せなくなります。
僕は3年間パワハラの苦痛に耐えてきましたが、
最後の1年は副業を始めて必死にやってました。
逃げる為の段取りをしていたんですね。
そういった意味では、
逃げた者はもう一度戦うことだってできるんです。
僕はサラリーマンというステージを降りて、
独立というステージでもう一度戦うことができました。
あなたにとっても本来のステージがあるはずです。
逃げるという価値観が少しは違って見えたでしょうか。
決して我慢ばかりが美徳なんかじゃありません。
自分の本音に生きることこそ美徳ではないでしょうか。
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