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人間関係などの精神的な辛さに耐えられなくて、
在職中に転職活動をはじめて何とか楽になりたい・・・
そんな人が増えてきていますが、これがなかなか難しいですね。
- 何社も不採用の通知が届いてきたり
- 目ぼしい転職先の情報収集だったり
- 限られた時間の中で職務経歴書や履歴書の作成
- 設定された面接日時と現職との調整
- 転職活動中の思わぬ出費がかさんでしまう
- 在職中の会社にバレないように注意する
このようなことに注意を払いながら、
転職活動を続けてもなかなか良い仕事は見つからない・・・
見つけたと思ったら、今度は採用が上手くいかない・・・
またいざ転職することがリアルさを帯びると怖くなってしまう・・・
だけど今の辛い仕事には耐え切れない!
それにいつまでも居続けられそうな会社でもないし、
もしあなたが派遣社員なら将来は不安だらけではないでしょうか。
普通に正社員だって安泰とは言えないのが今の時代です。
ならば、せめて落ち着いて仕事ができる環境に転職したいですね。
辛い苦しい仕事から解放されれば将来のことも落ち着いて考えられそう。
そのために安泰できる足場を確立するにはどうすればいいのでしょう。
前回は、転職活動をしてもやる気がなくなる人が意外と多く、
思っていることが結果に繋がらない理由についてお伝えしました。
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頑張れば頑張るほど空回りする転職活動
僕が製造業の会社員をやっていた頃、
班の班長にパワハラを受けて精神的に参ってました。
話せる相手が1人もいない孤立化した状態だったので、
会社では完全に独りきりで周りは見て見ぬふり。
それどころかみな上司に不満はありつつも逆らえなくて、
そして同じ社員同士での足の引っ張り合いをしていました。
1人の同僚の失敗を見掛けると他の誰かが告げ口をしたり、
自分が仕事でミスをすれば誤魔化すことばかりでした。
僕は一番後に入ってきたので当然一番弱い立場となり、
そんな社員達から都合良く使われるような状態でした。
特に班長から受けるパワハラが辛くて頭に血が上った時は、
本気で殴り掛かろうとする瞬間までいくことが何度もありました。
だけど問題を起こすと生活ができなくなる怖さが止めてしまうのです。
そんな怒りを抱えつつ在職中に転職活動をしていました。
このような怒りや悲しみで転職活動すると落とし穴があります。
それは前に進むことができないという苦しみです。
いざ転職先が決まりそうになると、
急に転職することが怖くなって踏み止まってしまうのです。
同じ苦しみを味わうのではないかという先の不安・・・
人間関係が上手くいかないんじゃないかと自信を失う・・・
今の仕事が人間関係で辛くてそこから逃げたくても、
在職中に転職活動をすると抜け出せないという落とし穴があります。
かと言って思い切って会社を辞めてから転職活動をするなんて、
生活がかかっていれば簡単にできる選択ではありません。
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人間はそもそもが変化を嫌う性質を持っている
三日坊主という言葉がりますが、
三日坊主になりやすい人の特徴をご存知でしょうか。
それは最初に勢いがある人ほど三日坊主になりやすいのです。
「よし、やろう!」と息巻いてはじめたのはいいけど、
しばらくは継続しますが2ヶ月目になるとやる気が低下して、
3ヶ月目になるとほとんどあきらめてしまう人が多いです。
しかも転職活動を在職中にやろうとすれば、
現職との兼ね合いがあってモチベーションも維持いしきれません。
他のことをしながら、また別なことをするのは難しいものです。
ずっと不満を抱え続けて仕事をし続けてきて、
急に感情的に辛いことがあるとすぐにでも転職したくなりますね。
どうしても変えたいという気持ちから焦って行動をしがちです。
だけど冷静を取り戻してくると辞めることの方が怖く感じてしまいます。
人間は本来、大きく変化が起こることを嫌う性質があります。
脳には生命を維持することが第一としてプログラミングされています。
変化とは何が起こるか分からないので脳は危険と判断してしまいます。
そのため、自分自身と上手く付き合っていく必要があります。
やるべきことのハードルを下げてみる
いきなり転職することは環境に大きな変化となります。
それが家族のためだったり寿退社などの誰かが関わるなら、
僕達はそれが行動力の源となって思い切ることができます。
だけどあなたが今の仕事が精神的に辛くて、
それでいて1人で決断しなければならない状況で、
特に転職の動機が人間関係などのネガティブなものだと、
どうしても思い切って踏み込んでいく勇気が出てきません。
僕もパワハラを受けていた3年間も含めて、
トータルで4年以上も在職中に転職活動をしていましたが、
結局のところ、転職を成功させることができませんでした。
なのでいきなり転職することは不可能だと気付きました。
どうしても何らかの理由で思い切って踏み込めない人は多いです。
そんな勇気が出ない人の場合はどうしたら良いのでしょう。
今すぐ転職することが精神的にハードルが高いのなら、
今やるべきことのハードルを下げるという考えが重要です。
僕の場合、副業をはじめるという選択をしました。
そうすることで今の精神的に辛い仕事から離れることはできませんが、
今の精神的に辛い仕事を離れるための”準備”はできると考えたからです。
僕はその行動が幸いして独立するまでに至りました。
副業を選択しなくても半年から1年は生活できる貯金を作るとか、
やりたい仕事が明確なら資格取得やアルバイトで経験を積むなど、
転職のために準備できることは必ずあるはずです。
僕なんか30代半ばで何をしたいのかすら見当もつかない状態でした。
何かできることはないかと情報を探し続けている中で副業が思い浮かび、
そして必要な知識を手に入れるために投資をすることも、
これならば思い切ってできたので行動していきました。
頑張らないことが人生のコツ
本日のまとめ:
- 頑張れば頑張るほど空回りする転職活動
- 人間はそもそもが変化を嫌う性質を持っている
- やるべきことのハードルを下げてみる
今現在が上手くいっていない時って、
自分自身のことを認めることは難しいかもしれません。
人間関係で悩んでいれば相手のことを認めるのも難しいですが、
自分のことを受け入れることも難しい・・・
自己嫌悪や自己否定的になってしまいがちです。
たとえば辛いとか苦しいとか、
このようなネガティブな感情を味わうことは嫌ですね。
この嫌だと思ってしまうこと自体が自己否定でもあるのです。
なぜなら自分を受け入れられる人というのは、
嬉しい楽しいなどのポジティブな感情はもちろんですが、
辛い苦しいなどのネガティブな感情も味わい深いと思うからです。
つまり辛いこと苦しいことがあるからこそ、
嬉しい楽しいことがより強く感じられることが分かるからです。
だけど当時の僕もそうでしたがそんなことできたら苦労しません。
そんな時は自分を頑張ろうとさせないで下さい。
このような時の頑張りというのは、
今の自分のままだとダメだと思っているから現状を変えたい・・・
このような自己否定が土台となっているケースが多いです。
だけど子供は褒めると伸びるように、
僕達は大人になっても褒められる方が伸びやすいのです。
頑張ろうとするのではなく、
今を一生懸命に生きている自分のことを、
「よく頑張ってなぁ」
と自分のことを褒めることの方が遥かに重要なのです。
なぜならカウンセラーに相談に来る人は自己否定的な傾向が多いです。
自分自身でもそのことが分からないからこそ相談するのです。
本当は自分のことを褒めて受け入れてあげるだけなのです。
だけどそれが分からないから、
まずカウンセラー自身がクライアントを受け入れることからはじめます。
それだけ目に見えない心とはいつの間に沈んで動けなくなってしまうのです。
また人は認められたいという欲求が強い生き物です。
それは見栄を張ったりブランドを身に付けたり、
好きな異性と付き合いたいとか頑張っている姿を見せたいなど、
全ては認められたいという欲求が根底にあるからなのです。
だけど他人に認めてもらうことは非常に難しいものです。
だからこそ自分のことは自分で受け止めてあげることが大切なのです。
それは言い換えると本当の意味での自立ということです。
在職中の転職活動を通して自分を見つけられることを祈っています。
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