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仕事にやりがいがなく転職を考えはじめたり、
今の会社の将来性の不安から資格取得を考えていませんか?
自分にできる行動として資格を考えるのもひとつの方法ですね。
履歴書の資格欄に記入できるものがあれば、
確かに転職には有利に働くのかもしれません。
何もないよりは、ひとつでも記入できる資格が欲しい。
そう考えて役に立ちそうな資格を考えると思います。
面接の人事担当の人も資格はひとつの基準として見るのかもしれません。
ですが資格を取ることは本当に転職に有利になるのでしょうか。
ましてや独立を考えている人でさえ資格を考える人もいます。
社会という舞台で生き抜いていくのに資格は生きてくるのでしょうか。
その資格は誰が喜ぶために取るのでしょう。
資格が転職に役に立つことを漠然と考えていませんか?
ここで、資格そのものについて根本的なところを考えてみたいと思います。
(前回は、やりたいことリストの作り方-天職を見つける3つのステップにて、
自分の転職を見つけ出すためのやりたいことリストの作り方を紹介しました。)
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資格は知識の証明
資格に合格するということは、
ある程度の知識が必要になりますね。
知識を身に付けて試験に合格してはじめて資格取得になります。
となると、
会社にアピールする意味としては、
資格を示すことで知識を持っているという証明になるということです。
そして資格の効果とは、それだけのことなのです。
それ以上でもそれ以下でもないのが資格の意味です。
確かに資格がないよりはある方が転職には有利なのかもしれません。
独立するにしても信頼関係を築くためのアピールにもなるでしょう。
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簡単に取れる資格は役に立たない
では知識をアピールできるなら、
どの資格でも良いのかと言ったらそうはいきません。
誰でも簡単に取れる資格は、やはり価値はあまりないのです。
転職するのに有利になりそうだからと、
取りあえず何でもいいから資格を取っておこうという考えは、
結果として時間のムダに終わるケースが多いです。
それこそ何年も努力を重ねて難関を突破するような資格でなければ、
転職にも独立にも力を発揮することは考えられないのです。
しかも知識を持っている程度にしかアピールできません。
簡単に取れる資格やちょっと勉強した程度の資格では、
転職にも、収入アップにも、将来性にも役立つことはありません。
社会の風潮に流されていないか
今はテレビやネットや雑誌など、
様々なところで資格取得のための通信講座や、
資格スクールの資料請求の案内などを見掛けることがあります。
- 今の給料で満足ですか?
- 将来は独立を目指せますよ!
- 転職に有利な資格はこれです。
- この資格で年収アップできます。
このような謳い文句を使って巧みに誘い込んできます。
また不景気だったり税金の増税だったりと、今の給料への不満は募る一方です。
ですが資格を取得するという考えは、誰もが考えつくことです。
誰もが考えるということは、
世の中に同じ資格を持つ人が多く出回ることを意味します。
もっとはっきりと言ってしまえば、
世の中の大勢の人と同じことをしていては、
その他大勢の中に埋もれてしまい、本当にやりたいことは見つからないのです。
あなたは何のために資格取得を考えているのでしょうか?
自分のやりたいことをやるためにではないでしょうか。
そのためにひとつの手段として資格取得があるのではないでしょうか。
やりたいことをするのに本当に必要なものは?
僕はサラリーマンを辞めて、
今はフリーランスとして好きな仕事で独立しています。
その経験から言って資格というものは全く意味を成しません。
資格よりも自分が社会に提供できる価値は何かを模索すべきです。
なぜなら社会の本質は価値の提供にあるからです。
- 自分という人間が、この世の中にどんな価値を提供することができるのか?
- そしてその価値をどのような具体的な手段で行っていくのか?
- さらにそれを心の底から求めている人は誰なのか?
常に相手の視点に立って考えることが必要です。
転職をすることだって相手は面接官です。
人事担当である面接官は何を求めているのかを先回りして考えること。
このような考え方はいつでも重要ではないでしょうか。
資格に頼るのではなく、
資格を取るのなら自分を高めるため、自分を成長させるための、
そしてやりたいことをするための手段のひとつとして考える。
意識の転換が大切になってくると思います。
本当にやりたいことを見つけられることを祈っています。
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