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「これってパワハラなんだろうか?」
このようにパワハラを受けていることに気付きはじめたのなら、
それはその時点で対処を考えることができます。
問題なのは、
パワハラを受けていると自覚がなく被害を受けることです。
パワハラの定義とは曖昧なもので判断しづらいところがあります。
やはり人間関係である以上はどうしても曖昧になりやすいのです。
単純に一方が被害を訴えても、一方がそんなことはしてないと言えば、
話しは複雑になって判断に難しくなってしまいます。
パワハラとは、職権を利用したいじめや嫌がらせが基準です。
その判断基準としては、
- 明らかに仕事の内容の範囲を越えての行為
- 被害を受けている人が精神的な苦痛を感じている
このようになってはいますが、
被害者と加害者で双方の意見が割れることはよくあることで、
その判断基準は非常に曖昧で難しいのが実際のところです。
だけど、
パワハラにおける被害は後を絶たず、むしろ増えています。
残念ながらパワハラが原因で自殺をする方もいます。
そんな中、パワハラの被害でも労災が認められるようになったりと、
社会的な認知力は上がり、深刻な状態を受け止めつつあるようです。
上手く社会と渡っていけるよう自分から知識を身に付けることが大切です。
今回は、パワハラの定義など知っておきたいことをお伝えします。
(前回は、パワハラの事例-僕が実際に受けた内容と解決した方法にて、
僕自身が実際に受けたパワハラの事例と解決法を紹介しました。)
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パワハラの定義
パワハラとは、冒頭でもお伝えしたように、
職権を利用したいじめや嫌がらせのことを言います。
その具体的な内容については以下になります。
- 身体的な攻撃(暴行・傷害)
- 精神的な攻撃(脅迫・暴言等)
- 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
- 過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)
- 過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
- 個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)
まずパワハラとはどのような分類があるのか知っておくことが大切です。
というのも僕自身、自分がパワハラを受けていることに自覚がなかったからです。
製造業に勤めていたときの班長との相性が非常に悪く、
次第に班長の態度は傲慢なものへと変化していき言葉や態度に現れてきました。
少しずつ精神的苦痛を伴うようになってきていたのですが、
知識のない僕は2年間もの間、そのことに気付かずにずっと耐えてました。
あるとき、
苦手な夜勤でフラフラになりつつ階段を上がって食事をとろうとしたときでした。
食堂の掲示板のようなところに「パワハラ相談窓口」の案内に目がとまりました。
「こんな相談も受け付けてるんだな・・・」
と何気なく見つめていると、
なんとそのパワハラに該当する項目に自分がほとんど当てはまっていたのです。
「これ、俺のことじゃないか!」
このとき、ようやく自分がパワハラを受けていることを自覚しました。
ただこれは社内の相談窓口というあまりあてにはできないものでしたが・・・
そこから1年2ヶ月のパワハラ班長との長い闘いがはじまったのです。
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パワハラの診断の仕方
パワハラは上司と社員との感情と性格が不一致でによって起きます。
お互いにお互いの違いを受け入れられないことで、
上司が立場を利用して攻撃的な言葉や態度をとってしまうのです。
嫌な気分にさせられたという感情を社員にぶつけてしまうことです。
- 言葉や態度による直接的な攻撃
- 必要な情報を与えないなどの妨害
- 責任や別のやり方を押し付ける強要
- 人格や能力を評価しない否定
主に以上の4つがあります。
自分がどんな被害を受けているのかを診断するポイントとなります。
さらにもうひとつのポイントとして、
- 本当に相手に悪意があってやっていることなのか?
- 自分が被害を受けていると思い込んでいないか?
- 言葉使い、遅刻、欠勤、居眠りなど自分に落ち度はないか?
このような視点からも冷静に見つめることが必要です。
またセクハラ110番にてパワハラのセルフチェックが行えます。
労災が認められる基準
僕はパワハラで実際に労災は受けてはいないのですが、
平成24年においてパワハラを受けた社員は25%に及びます。
厚生労働省によると精神障害による労災を受ける人も、
平成21年では234件だったのに対し、
平成24年には475件になって年々増加傾向にあります。
保証を受ける件数が増える分、事態は深刻化してきています。
労災とは通常は、
工場での作業中に手を怪我して救急車に運ばれたとか、
機械に足を挟まれて全治3ヶ月の怪我をしたとか、
就業中における”事故”に適用されると考えてしまいがちです。
ですが、
労災とは事故に限らず精神疾患や自殺にも適用されるのです。
当然パワハラや過労における職場のストレスも対象の範囲内なのです。
ただ、身体の怪我と違って心の傷は実際に目には見えないので、
認定され難いことは知っておく必要があります。
ですがパワハラに労災が適用されることは事実でもあるということです。
どんなに苦しくても希望はある
僕のパワハラにもきっかけとなったものがあります。
それは班長が冗談で横腹を指でつついてくるという些細なことの繰り返しでした。
ですが僕は横腹を触られることが昔から嫌いで職場でも我慢していました。
小さなことも積み重なると段々と大きくなっていきます。
次第に、同僚への陰口や態度に現すなどに変化していき、
自分で制御しきれない感情は事件となっても解決できないまでになったのです。
おそらく本人に自分を顧みる力は微塵もないことでしょう。
今でも上から目線で入ってきた人間に傲慢になっていることと思います。
会社を辞めてしまっても、
人は何だかんだでなるようになります。
生きている限りは、必ず道は存在するのです。
ただ、どうなるか分からない不安があるだけです。
どんなに苦しくても今の現状を続けることよりはマシなはずです。
どんなに苦しくても生きていれば必ず希望はあります。
僕もまた現状を変えて今は独立して好きなことをして生きています。
またパワハラを受けてもそう簡単に辞める決断はできないかもしれません。
そこで仕事に行くのが精神的に辛い…このまま辞めるべきなのか?では、
精神的に辛い思いをして仕事を続けることにどんな意味があるのか?
現状から抜け出すにはどうすればいいかなどをお伝えしてますので、
ぜひ、こちらの記事も参考にして頂きたいと思います。
あなたにも希望がやってくることを祈っています。
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