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パワハラ加害者の心理-苦手な上司の心には何があるのか

 

パワハラをしてしまう人間の心理とは何なのでしょう。

どうして特定の人に攻撃をしてしまうのでしょうか。

パワハラ加害者は自身の心の問題と大きく関わっているようです。

 

パワハラの件について僕自身の経験をお伝えしております。

なのであなたが今現在、苦しまれていることと、

内容が合致しない場合があるかもしれません。

 

ただ、

パワハラ加害者の特徴としては、

前述した通り自分自身の心の問題を抱えているケースが多いということです。

これはどのような状況に問わず共通して言えることかもしれません。

 

実際に僕も被害者としてリアルに体験してますが、

そのときは製造業の会社の班長との間に起こったことですが、

そのときを振り返って2つのことが考えられるように思います。

 

  • 加害者側の乗り越えられていない心の問題に触れてしまっていた
  • 被害者側の乗り越えられていない心の問題に触れてしまっていた

 

心とは目に見えるものではありません。

それだけに「痛み」を感じる経験をすれば、

つい目に見える相手や出来事のせいにしてしまいやすいのです。

今回は、パワハラ加害者の心理についてお伝えしたいと思います。

 

(前回は、パワハラの定義とは?深刻になる前に知っておきたいことにて、

意外と気付かないパワハラの定義についてお伝えしました。)

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心の問題に触れられる痛み

 

パワハラ加害者の心理とは、

 

  • 他人と上手くコミュニケーションがとれない
  • 実は気が小さく自分に自信がない
  • 周囲の人間が自分の言うことを聞いてくれない
  • 自分がリーダーの器じゃないとどこかで感じている
  • 圧力を掛けないと人は動かないと思い込んでいる
  • 会社での自分の存在意義を見出せない

 

など様々な心の問題を抱えていることが多いです。

このような心の問題を抱えてしまう背景には、

物事を深刻に受け止め過ぎてしまうからなのです。

 

仮に他人は言うことを聞かないものという前提で考えればどうでしょう。

そうすれば、人が言うことを聞いてくれないことに深刻にはなりません。

人を上手く動かすにはどうすればいいかを柔軟に考えれるようになります。

 

つまりパワハラ加害者の心理とは、

考え方に柔軟性がなく、物事を深刻に受け止めやすい人なのです。

 

僕が受けたパワハラの加害者である製造業の班長も、

また人が指示通り動かないことや指示したときの相手の反応の受け取り方、

そこのところと自分の存在意義に疑問を感じて悩んでいるようでした。

 

 

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人は知らない同士だと攻撃的になりやすい

 

人は関われば関わるほど、

その人の人となりを理解して好意を持つようになります。

 

たとえば最初は何だか冷たい感じだなって思っていた人でも、

ちょっとした拍子に「失敗しちゃったよー」って苦笑いして瞬間を見て、

何だか親近感を抱いた経験はないでしょうか?

 

このようにふとしたことがきっかけで人となりを感じられたとき、

つまり人間味を感じられる瞬間を見てしまったとき、

不思議と自分との距離感がグッと近くなったように感じます。

 

このこととパワハラとどんな関係があるのかと言うと、

パワハラ加害者と被害者の間では物理的な関わり合いはあるものの、

心の距離感はあかの他人と同じように離れているケースが多いということです。

 

それは実際のやりとりでは普通にしているように見えても、

心は目には見えないのでお互いの心の間には大きな壁があるのです。

 

 

自分ができる分野は相手を見下しやすい

 

自分ができることを他人ができないときは、

「簡単なことなのに・・・」とつい思う気持ちがありませんか?

 

同じように上司も仕事が上手くできない部下に対して、

つい責めてしまうことはよくあることだと思います。

 

やはり苦労をした経験を持った人でない限りは、

他人の苦労を理解することは難しいものなのです。

というよりは、同じ苦労を経験した者同士でないと理解し合えないのです。

社員の苦労と上司の苦労が全く別物だとしたらお互いに理解し合えません。

 

そのことから、

上司という力のある立場になるとつい社員を責めたくなってしまう。

そこで自分の苦労を理解してくれない上司に腹を立て態度が出てしまい、

その延長線上にパワハラという現実へと繋がるケースも多いと思います。

 

 

上司という立場を勘違いしてしまう

 

上司という立場になった以上、

社員になめられないようにしなければいけないと思い込んでいることです。

 

社員になめられると自分が痛い思いをするかもしれない。

自分が考えている先は、ネガティブなことが浮かんできてしまうのです。

これには過去に同じような痛い経験をしたことが原因になります。

 

なめられる = 自分が傷付く

 

上司という立場にったのに傷付けられる自分が嫌なのです。

一度火が着いたらもう自分ではどうしようもなくなる怖さがあるのです。

横柄な態度をとる人間であればあるほど気が小さいと聞きませんか?

動物が威嚇する行動を考えてみれば分かるように自分の身を守るためです。

そして自分の身を守りたいのは人の当たり前の行動なのです。

 

さらにそんな態度をとっていれば、

社員も上司の機嫌を損ねないように気を使うようになります。

味をしめてしまった上司は上手くいったと勘違いをしてしまい、

人の感情は気が付かぬうちにどんどん進行していくので、

平気で社員を傷付ける発言をしたり、自分の都合のいいように動かそうとします。

そして問題が大きくなった頃には手が付けられなくなってしまいます。

 

 

パワハラ加害者は意識が薄い

 

パワハラ加害者は意識が薄いというのは、

自分でもパワハラをしているという自覚が薄いということです。

これは被害者側も同じように被害を受けていると自覚し難いところがあります。

それだけパワハラというのは静かに事が大きくなっていきます。

 

パワハラとは役職というパワーが関わっています。

上下の関係があるというのは、それだけで壁があるようなものでもあります。

お互いを完全に理解し合えることは、まずあり得ないことなのです。

 

外国人が箸の持ち方が変だった場合、

 

「外国の人だから仕方がないよね」

 

と思って相手の違いを受け入れることができますが、

同じ日本人で箸の持ち方が変だった場合は、

 

「一体、どんな育ち方をしてきたんだ」

 

と相手の違いを受け入れることができず、

人間性すらも疑ってしまうことを僕たちはやってしまいます。

 

人間なのでお互いを100%理解し合えることは無理ですし、

会社では尚更、価値観の違う人の集まりになることは多いです。

それだけ会社の悩みは人間関係が8割以上とも言われているのです。

 

上司との関係が上手くいきそうにないなら、

遅からずともその場を離れてしまうことになると思います。

 

僕も部署異動ができても、更に1年後は会社を辞めました。

生きていれば必ずどこかに道はあるものです。

 

良い仕事に出会えることを祈っています。

 

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