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職場の嫌がらせ 相談

 

僕は製造業の派遣社員として働いていた会社で、

班長から執拗なパワハラに苦しんでいた時期がありました。

当時は憎しみが溢れつつも我慢する苦痛の日々でした。

パワハラに限らず職場の嫌がらせって、

 

相談したところで根本的には解決できません。

 

社内、社外の相談機関を頼ったとしてもです。

だって本当はどうなりたいかを考えた時、

それが他人によって実現できると思いますか?

 

「楽しい仲間とやりがいのある仕事がしたい!」

「好きな仕事をして充実した日々を過ごしたい!」

「もっと自由にやりたいように仕事がしたい!」

 

こんなのって夢物語のように思いませんか?

せめて普通に仕事がしたいなんて思っていないでしょうか。

そして、それさえも不可能だと感じていないでしょうか。

 

実はこのような気持ちで妥協した選択をしたとてしも、

その妥協した選択さえも実現することは困難なのです。

今回は、職場の嫌がらせの根本的な解決をお伝えします。

 

前回は、退職や転職で理由を考えるのは悩みどころで、

どうすれば通りやすくできるかについてお伝えしました。

パワハラが理由で退職や転職をする時の通りやすくする対策

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ますます拡がる職場の嫌がらせ問題

 

先日、このような記事を見つけました。

 

職場におけるいじめや嫌がらせなどのパワーハラスメント(パワハラ)に対し、政府が罰則を含めた法規制の検討に着手したことが26日、分かった。パワハラを原因とする「心の病」が増えており、最悪の場合には自殺に至る恐れもあることから、労働者側から規制導入の声があった。

(中略)

しかし、パワハラの悩みは年々、深刻化している。都道府県の労働局に寄せられたパワハラ相談は平成14年度に6600件ほどだったが、21年度に3万5759件、28年度は7万917件と、認知度の高まりとともに急増。28年度に精神疾患にかかり労災認定された498件のうち、原因で最も多かったのが「嫌がらせやいじめ、暴行」(74件)だった。

パワハラに罰則含め法規制 政府検討 対象の線引きに課題

 

職場の嫌がらせは年々増加の一途を辿っています。

けど実際は問題解決に至ってないのがわかります。

その証拠に28年度には7万件も相談件数が増えています。

 

相談窓口があるにも関わらず相談件数が増えているのです。

 

おそらくほとんどの人が満足に解決できていないでしょう。

というのも僕も社内の相談窓口に相談を持ち掛けました。

その結果どのようになったかと言うと係長から直接に、

 

「あ~、あれね、お前の勘違い・・・」

 

という一言で片づけられてしまったのです。

あの時に相談して解決をしようとしたことが間違いだと悟り、

 

「はい、分かりました・・・」

 

と言ったのを今でも鮮明に覚えています。

この相談というのがそもそも他人を頼ることになります。

たとえ社外の相談窓口でも満足いく結果とはならないはず。

 

相談した結果として仮に部署移動ができたとしましょう。

けどそもそもが問題のある会社なので移動した先で、

また同じように苦しむことになるかもしれにないのです。

それに同じ会社なら噂がついて回る可能性もあります。

 

かといって転職するのは余計にエネルギーが消費します。

転職先の会社で上手くいくことさえ分からないのです。

前の職場の方がマシだったと後悔することさえあります。

 

 

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嫌がらせをしてくる人の心理

 

職場で嫌がらせをしくる人って何を考えてるのでしょう。

あなたのことを嫌って嫌がることをしてくるのでしょうが、

本当のところではどのような心理が働いているのでしょう。

 

ひとつ言えることは気になる存在だからです。

 

特に気にならないなら何も感じることはないからです。

そこに嫌がらせをしてくる原因があります。

けど、それが分かれば苦労はしないんですよね。

職場の嫌がらせで一般的にありがちなのが、

 

  • 自分より可愛い(カッコいい)から
  • 自分より仕事ができるから
  • 社内の異性と仲良くし過ぎる
  • 学歴がある
  • 恋人がいる
  • コネなど特殊な入社経緯
  • 職場での立場の違い(正社員、派遣、アルバイト)
  • 上司が勘違いしている(威圧的な態度で部下を操る)
  • 上司が本当は自信がないから
  • 上司自身が人付き合いに混乱している

 

このような原因でなることが多いです。

あなたのことが鼻持ちならぬ相手に見えるんですね。

僕も班長からはそんな風に見られていたのは分かりました。

 

「コイツだけは、俺の言うことを聞きやがらん!」

 

班長自身も不安や不満の渦中にあったと思います。

でもひとつはっきりと言えることがあります。

 

それは人は自分のコントロールできないところは不快に思う・・・

 

ということです。

たとえば新しい道を歩くのと通い慣れた道を歩く場合、

この両者ではどちらが安心して歩くことができるでしょうか。

ほとんどの人が通い慣れた道と答えるかと思います。

それは風景も道の先も全てを把握してるからです。

 

では職場と自分の部屋ではどちらが安心できるでしょう。

これも当然ながら自分の部屋の方が安心できますね。

職場ではルールがあり、人間関係も合わせる必要があります。

自分の部屋は自分で自由に何でもすることができます。

 

つまり自分でコントロールできるから安心できるのです。

 

職場の嫌がらせとは実は自分の思った通りにできないので、

その手段として嫌がらせを選択しているということです。

嫌がらせをする本人がどうにもできないと思っているので、

気になる存在とはそうした理由があるからなんですね。

 

 

他人に相談するのではなく自分自身と向き合うこと

 

一方で自分に視点を戻してみると、

 

「なぜ自分だけ、こんな辛い思いをするんだろう・・・」

 

なんて現状を嘆いてしまいたくなりますよね。

僕も心の中では常にそんな思いを抱えていました。

 

だけど嫌がらせをする側の実際のところは、

気になる存在だからであり、なぜ気になるかと言うと、

 

自分でコントロールできないので不快に思ってしまう・・・

 

ということなのです。

けどこれはある重要な落とし穴があります。

それは一体何なのかと言うと、

 

他人が変わってほしいという考え方です。

 

しかし、他人に変わってもらうことは非常に非効率です。

そもそもが他人はコントロールできないものだからです。

じゃあ、他人がコントロールできない前提で考えるとしたら、

 

自分が変わるしかないのです。

 

冒頭で職場の嫌がらせを相談したところで、

それは根本的には解決できないと言いましたが、

このような真実が人間心理としてあるからなんですね。

 

それを理解した上で、

自分がどのように変わると良いのか?

このような視点で考えてみると良いかもしれません。

 

 

他人は解決してくれない、解決できるのは自分自身

本日のまとめ:

  • 相談窓口があっても相談件数が増えてるという矛盾
  • 嫌がらせする側もコントロールに悩んでいる
  • 人はコントロールできない前提で自分はどう変わるか

 

今回お伝えした内容は以上となります。

辛い時に相談することは確かに大切なことです。

それ自体はやってはいけないことではありません。

 

ただ、それに頼りきって解決は難しいのも事実です。

 

確かに当事者の立場からすれば、

自分の力で問題を解決できないから相談するのですが、

それはただ”知らない”だけだったりするのです。

 

たとえば僕は、仕事があまりに辛くて解放されたくて、

2014年からネットビジネスというものを始めました。

それまではネットビジネスの存在すら知りませんでした。

知らないというより目を逸らしていたという感じです。

 

このように今までの人生で知らなかったことが、

今では人生を築いてくれる大きな柱になったりするのです。

そして人生が大きく変わる分岐点で起こる特徴して、

 

現状に辛い出来事が起こるというのはよくあることです。

 

というのも現状に不満を感じなければ、

人はそれを変えようとする意識が働かないからです。

なので決して悲観するばかりではないということなのです。

ある意味、現状を変えるチャンスとも言えるのです。

 

心から望むカタチで解決できることを祈っています。

 

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