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派遣会社は企業からどのくらい貰っているのでしょうか。
実際そこのところは不透明で損をしているのではないかと思いませんか?
派遣社員へ支払われるまでの給料の仕組みは気になりますね。
僕は2010年6月より製造業の会社に派遣社員として入社しました。
元々は2009年9月より臨時社員として別の製造業に勤務していたので、
経験者ということで本来の時給にプラス50円にしてくれました。
更に夜勤手当が別途でプラス2万円も支給してくれました。
「派遣ってこんなに稼げるものなのか!」
当時は手取りで30万円近くもあり、
もちろん残業は100時間近くしていたのもありますが、
給料面では十分に満足できるくらい稼ぐことができていました。
だけど一方では派遣会社はどのくらいの金額を得ているのでしょう。
このようなところは当然がら派遣会社が教えてくれる訳ではありません。
当時は派遣社員は何故こんなに時給が良いのか分かりませんでした。
今回は、派遣社員の給料の仕組みについてお伝えします。
(前回は、派遣社員はボーナスなし-不況の時代を乗り切る4つの方法にて、
派遣社員の不安定な立場をどうやって安定させるかをお伝えしました。)
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派遣社員の給料の仕組とは?
派遣社員の給料は、
まず派遣先の会社と派遣元の会社とで契約をします。
この時に正式な時給での契約をすることになります。
そして派遣社員へは、正式な時給の7割程度が時給となります。
たとえば会社同士が契約した時給が2000円だとしたら、
派遣社員への時給は1400円ということになります。
残りの600円は、派遣元の会社が手にすることになりますが、
求人広告や社員への給料といった諸経費、社会保険料、有給休暇費用など、
様々なものを引いていくと純利益としては30~40円程度になります。
こうしてみると派遣会社もそんなに儲けている訳ではないのかもしれません。
「派遣会社の取り分は分からないから、さぞ儲かっているんだろうよ!」
なんて思っていても派遣会社も現実は厳しいようです。
大手の派遣会社ではなく中小企業となると5割以上も取ったりするようですが、
言い換えるとその分だけ経営が苦しいのが現状なのかもしれません。
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何故、高い時給を払って派遣社員を雇うのか
では何故、派遣先である会社は高い時給を払ってまで、
わざわざ派遣社員を使いたいと思うのでしょうか。
それは正社員には給料以外で様々なコストが掛かるからです。
厚生年金や健康保険の10%の会社負担、
給料以外に地方税や保険組合への支払など、
また社員が増えれば人事、総務、経理など、
社員のための社員を雇わなければいけません。
これだけでもおよそ20%のコストが掛かるのですが、
更に退職金があるので、およそ30~40%の負担です。
ですがこれを派遣社員に変えると20%程度で抑えられます。
会社としてはコストをできるだけ削減していきたいために、
正社員を雇うよりも派遣社員を雇いたいのです。
また派遣社員だと雇用の保証へのストレスも軽減できます。
派遣は数ヶ月単位の契約更新になっているからです。
派遣社員は時給が高いけど将来の保証がない
これまでの流れを見ていると、
派遣先の会社はコスト削減がメリットがあり、
派遣社員には高時給で働けるメリットがあり、
派遣元はそれによって利益を得るメリットがあり、
それぞれにはそれぞれのメリットがある訳です。
しかし僕達、雇われる側の人間は、
求人広告や説明を受けてもメリットばかりしか聞かされません。
派遣社員の不安定さなど、当然ながら教えてくれる訳ではないのです。
そうなってくると、そうしたデメリットにおいては、
個人でデメリットに対してどのような対策があるのかなど、
情報を集めて取るべき対策を考えるようにしておかないと、
路頭に迷って自分だけが苦しんでしまうことになりかねません。
自らの力で将来の保証を築くことが大切
ではどのように対策を立てていけば良いのでしょうか。
それは仕事がなくなると何が一番問題になるかを考えると分かります。
それは生活が苦しくなることが一番の問題ではないでしょうか。
生活が苦しいのはお金がなくなるから苦しくなりますね。
ということは、他に稼ぐことができる手段を考えるのです。
他に稼ぐ手段と言えば副業が考えられますが、
副業と言ってもアルバイトをすることはお勧めしません。
なぜならアルバイトでは一時しのぎにしかならないからです。
もし自分の力で収入を得る仕組みをつくれるとしたら、
派遣社員としての給料しかない不安から解放されると思いませんか?
ただし、アルバイトのように働いた時間だけ給料が保証される訳ではありません。
だけど自分に向いている副業を見つけてやってみるだけの価値はあると思います。
税金はどんどん上がって正社員になることも難しい・・・
そうなると副業が一番将来への安心を手に入れやすいのではないでしょうか。
自由になれる仕組みをつくれることを祈っています。
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