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ワーキングプア 生活保護 問題

 

働いても生活のためのお金がない・・・

このような生活では、状況を回復するのも困難です。

働いても生活ができない人をワーキングプアと言います。

そして生活保護で貰うお金より少ない賃金で働く人もいます。

 

そうなると生活保護を受けた方がよっぽどマシなんじゃないか・・・

 

そんなことを思ってしまう人も少なくはないと思います。

働かなくてもお金が貰える方が良いに決まってますよね。

それに好きでもない仕事を我慢してやってるにも関わらず、

精神的肉体的な苦労をして得られる対価は雀の涙程度。

 

また人によっては非正規社員などのように、

現在が貧困状態なのに近い将来さえ不安な人もいます。

僕も契約社員で手取り10万3千円の過酷な日々がありました。

 

けど生活保護というのは簡単には申請してもらえません。

ではどんなことが問題で申請が難しいのか?

そこのところを掘り下げてお伝えしていきたいと思います。

 

前回は、働いても生活が苦しい状況は抜け出し辛いもので、

どうすれば苦しみから抜けさせるかについてお伝えしました。

働いても幸せになれない苦しみをどうやって抜け出せばいい?

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先進国特有の働く貧困「ワーキングプア」とは?

 

人間として最低限の生活をも営むことができないような状態,すなわちベーシック・ヒューマン・ニーズ (=BHN) が達成されていない貧困状態をいう。

引用:コトバンク

 

貧困と聞くと家も仕事も着る服もまともになくて、

将来的にも抜け出すことが難しい人のこと言います。

よく発展途上国なんかではこうした人々が多いと言われます。

こうした完全な貧困状態は「絶対的貧困」と言います。

 

だけど先進国では家も仕事も服もない場合は稀です。

中にはネットカフェで生活している人もいたりはしますが、

先進国の場合は、働いても生活ができない人が多いです。

こうした働く貧困を「相対的貧困」と言います。

 

生活保護の水準すら満たないワーキングプアが増えてます。

 

ワーキングプアの定義は年収200万未満と言われています。

年収400万が日本の労働者の平均年収と言われていますが、

これは一部の富裕層によって引き上げられている現状があります。

またワーキングプアは若年層と高齢者に多い傾向があります。

引用:20代がどんどん若年層ワーキングプアとなっている – 20代の格差脱出

 

また世界的に見ても日本のワーキングプアは多いです。

アメリカ、イタリア、カナダ、イギリスに次いで日本があり、

全国消費実態調査(5項目目)によると日本の相対的貧困率は、

平成26年度では9.9%となっています。

 

僕も2015年4月にその会社を辞めるまでは、

冒頭でもお伝えしたように手取り10万3千円で働いてました。

それにボーナスを入れても年収140万に満たないレベルでした。

電子部品関係の製造業でしたが他の社員も薄給に悩まされており、

会社という単位でワーキングプアとの貧富の差があると思います。

 

 

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生活保護の申請には厳しい条件がある

 

生活保護を申請するには、

各市区町村の生活保護相談窓口に行きます。

だけど申請が決定するには以下の4つの条件があります。

 

  1. 現在所有している資産がないこと
  2. 最低限の生活をする収入がないこと
  3. 身内に援助してくれる人がいないこと
  4. 生活保護以外の制度を受けられないこと

 

このようになっています。

これだけ見ると条件に当てはまる人がいるかもしれません。

しかし、これは個人だけを判断する条件ではありません。

 

世帯レベルで条件が当てはまるかを判断します。

 

となると何らかの理由を付けて断られるケースも多いのです。

なぜなら生活保護のお金は国の税金で賄っているからです。

国としてはなるべくコストは掛けたくないのが本音です。

 

それに不正受給者の増えていることも問題になってます。

また東北大震災や熊本地震などの災害の影響もあり、

年々厳しくなってきてるのが現状だそうです。

 

仮に当時の僕が生活保護の申請をしたとしても、

実家に戻れば生活ができるとか言われてダメだったでしょう。

それは収入だけを判断の基準にしてるわけではないからです。

ワーキングプアだから生活保護が受けられるなんて思っても、

実際のところは受けられずに苦しむ人も多いと思います。

 

 

ワーキングプアから抜け出す方法はあるのか?

 

ワーキングプアから抜け出すのは時間が掛かります。

僕は2008年9月頃に仕事を辞めてしまし、

その当時は借金が250万ほどありました。

更に通帳には僅かに数百円程度しかありませんでしたし、

財布には百円玉数枚とそれ以下の小銭くらいでした。

 

「明日食う飯をどうしよう・・・」

 

あの時は本当に絶望的で苦しかったです。

けど自分で立ち上がっていくしかないと思ってました。

なので何でもいいからとにかく仕事をしようと思い、

ヤマトの深夜の仕分けやネットカフェなど、

アルバイトを掛け持ちしながら生活を工面してました。

 

食費に関してはEdyという電子マネーをクレジットで買い、

Edyが使えるコンビニなどで何とか凌いでいきまいた。

 

そして派遣社員になってある程度のまとまったお金が作れ、

借金を全額返済することができてからやっと楽になれました。

もし借金がないのならプラスアルファで仕事をすれば、

生活そのものはある程度は何とかできるかもしれません。

 

そうして余裕ができたら今度は資格の勉強をするとか、

あるいはハローワークの職業訓練校の申請をしてみるとか、

とにかく何らかの行動を起こしていくことが大切です。

 

 

絶望を使って立ち上がるエネルギーもある

本日のまとめ:

  • 先進国特有の働く貧困「ワーキングプア」とは?
  • 生活保護の申請には厳しい条件がある
  • ワーキングプアから抜け出す方法はあるのか?

 

人間ってどん底や絶望を味わうと、

不思議と生きるエネルギーが湧いてきたりします。

当時の僕も誰も頼れる人がいなくて孤独で、

 

「誰か助けてくれー!!!」

 

と自分の部屋の頭を抱えて額を床に当て、

心の中で思いっきり叫んで絶望感に浸りました。

しばらくその絶望感に浸っていると、

 

「やるしかない・・・」

 

と心の奥底にエネルギーが湧いてくるのを感じました。

そこからの行動は先ほどお伝えした通りです。

そして今では独立して好きなことで生計を立てています。

 

絶望とは人生を大きく変える可能性があると分かりました。

 

それは特定の人に限られた特別な能力なんかじゃなく、

誰でも持っているもので誰もが可能性があると思います。

後はあなた自身がどう行動をしていくかだけです。

人生は決して悲観するものばかりではないのかもしれません。

 

生き方を変えられることを祈っています。

 

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