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「ああ、またミスしたよ・・・」
「これでクビになったどうしよう・・・」
「上司に伝えるのが怖い・・・」
仕事でミスをすると焦りや不安や恐怖、
これ以上ないくらいの辛い経験をしますが、
誰にでも仕事でミスをするものです。
仕事では連絡や報告は大切なことですが、
一方でミスをしたら隠そうとしる人もいます。
ではそんな人の心理には何があるのでしょう。
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仕事のミスを隠してしまった…
正直言うと僕もミスを隠したことがあります。
会社に損害が出るほどの重大なミスではないけど、
隠すよりは正直に報告した方が気分が楽でした。
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隠して許されるミスと許されないミス
仕事でミスをするという経験は、
あなたも一度や二度くらいはあるかと思います。
普通はミスすれば報告をするものですね。
けど重大なミスを犯してしまっても、
それを隠してしまった人も中にはいます。
そんな時はずっと気になって食事も喉を通らず、
心中穏やかではいられないし不安に駆られる・・・
今更隠したことを報告するのも躊躇する・・・
時間が経てば経つほど不安はどんどん強くなり、
あの時に判断したことを後悔することになります。
このようなミスは隠すと許されないものとなり、
自分の為にも報告すべきと言えます。
誰だって仕事のミスをすることはありますし、
そしてとっさに隠すことは誰にでもあります。
ただミスを上手くカバーして隠し通せるのなら、
会社に損害が出ないなら構わないかもしれません。
これは隠しても許されるケースになります。
人間関係は理屈ではないからこそ
誰しもが大なり小なりミスを経験しますが、
大抵のミスは会社にとって許容範囲なんです。
というのもリスクはある程度想定しているもので、
その点も踏まえて事業計画を立てるからです。
そしてこれは会社にもよるんですが、
その人がミスをしても暗黙するケースもあります。
つまり罪を咎めないということです。
これはその人に対して信頼をおいているので、
人となりを分かっているからこそだったりします。
こうしたケースは本人が隠そうとするのではなく、
周囲が黙認してフォローするという感じです。
このように人は感情の生き物なので、
理屈だけでは成り立たないことはよくあります。
つまりミスをしても許されるケースというのは、
本人が責任を感じて周囲との信頼も厚いので、
許されてしまうということが起こるわけです。
小さなミスほど許されてしまう!?
僕も小さなミスをすることよくありました。
小さなことなので自分でも対処ができて、
その後の作業に支障が出ることもなかったので、
割と誰にも言わずに隠すことが多かったです。
小さなミスなら必ず誰もが経験してるもので、
割と「ま、いっか」で済ませることは多いです。
何故なら全く支障を出ることはないからです。
本来は逐一報告することが正しいのですが、
やはり仕事と言えど理屈だけで収まらないのが、
感情の生き物である人間関係というものです。
例えばいちいち連絡されたら面倒に感じられ、
「そのくらいで報告するなよ」
「自分で対処できるなら構わないんだよ」
「ミスを逆に利用できるくらいになれ」
と言われることも少なからずあります。
仕事をする以上は任されているわけなので、
自分の裁量で判断を求められることは多いです。
マニュアルに従うことは正しいことではあります。
ただ世の中マニュアルが正しいとは言い切れず、
人間関係においては通じないこともあります。
ミスをして許される範囲
小さなミスにも許される範囲と、
許されない範囲の2つに分かれます。
この両者には明確な違いがあってそれは、
後に重大な事態に繋がるかどうか。
ということが分かれ道になります。
当然ながら重大な事態に繋がるようなミスなら、
初期段階で食い止めなければいけないことなので、
報告することはやらなければいけないことです。
けど重大な事態にならず且つ自分で対処できれば、
それは報告するに値しないミスとなるわけです。
このようにミスをして許されることと、
ミスをして許されないことについて触れましたが、
仕事のミスを隠してしまう人のほとんどは、
ミスに対する判断を誤ってる人が多い。
ということが言えます。
つまり隠してはいけないミスを隠すという、
過ちを犯してしまっていることです。
ただ本人にしても隠したくはないはずです。
何故なら自分が苦しくなってしまうからです。
けどミスした瞬間は冷静になれなくて、
とっさに判断したことが隠すという行為になり、
その瞬間は自分を見失ってしまってるわけです。
失うかもしれないという怖れ
人は一度手にしたものを失うことは、
心に強い痛みを伴うことが多々あるんです。
特に今まで完璧にできたことがそうです。
例えば今までミスをすることなく、
仕事をこなしてきたのならどうでしょうか。
もしそんな時にミスをしてしまったら・・・
その人は自責の念と共に自尊心が失われ、
それだけじゃなく信頼まで失うかもしれない・・・
そう思うと隠したくなる気持ちが頭を過ります。
「このままバレなければ・・・」
冷静になれずに間が差してしまい、
誤った判断をする可能性は高いでしょう。
それまでの信用を失ってしまうかもしれない。
今まで任されたきた仕事を下されるかもしれない。
これまで手に入れたものを失うかもしれない。
失うことへの怖れからミスを隠してしまいます。
この失うというのは人は凄く嫌います。
あなたも自分の大切なものを急に失うことって、
どうにかして止めたくなったりしませんか?
失うことを恐れる人間の心理
では何故人は失うことが怖いのか、
何故こうも失う恐怖に執着してしまうか、
それは人間の心理として以下があるからです。
人は利益よりも損失の回避を優先する
つまり快楽より痛みを避ける方が選ぶわけです。
あなたも嫌なことの方が記憶によく残ってるとか、
普段からこのように感じることはありませんか?
そう感じるのごく自然なことで、
人は痛みを避けることの方が敏感になるので、
記憶にも残ってしまうということになるんです。
これが人間の脳のプログラムなのです。
では何故痛みの方が敏感なのかというと、
そうることが最も生存確率が高いからなんです。
生きる為には恐怖を感じることが最重要であり、
最大限に回避して身を守ることができるので、
人間に限らずあらゆる生物の基本なんです。
損失回避のプログラムによる過ち
こうした人間の心理を読み解くと、
仕事でミスをする人が何故隠してしまうのか、
そのメカニズムを紐解くことができます。
つまり痛みを避けたいから
ということなんですね。
ただその時の判断の仕方が誤っており、
その場凌ぎの判断をすることが後の重大に繋がり、
結果として自らの首を絞めることになるわけです。
この人の脳の損失回避のプログラムというのは、
仕事のミスを隠すと後に重大なことに繋がるとか、
こうした理性で考えられることは判断できません。
なのでミスをした時に重要となってくるのは、
一旦冷静になる時間を作るということ。
感情に流されないようにすることです。
よく焦って行動すると余計に自体が悪化するのは、
あなたも聞いたことがある話だと思います。
やはり感情に身を任せ過ぎてしまうと、
結果裏目に出てしまうことが多いというわけです。
これは仕事に限らず恋愛でも何度もそうです。
自分の力で解決しようとしてしまう
これも上記の失うことへの恐れと同じ意味があります。
なるべく自分1人で解決して、無かったことのようにしたい。
このような思いは、誰にでもあることではないでしょうか。
それに小さなミスはわりと自分で解決できるものです。
小さなミスならいいのですが、それを繰り返してしまうと、
大きなミスをしたときも自分1人で解決しようとしてしまいます。
その結果、自分ではどうにも手を付けられなくなることがあります。
そのときの心理は、一か八かの運任せ的な気持ちで行動しがちです。
なぜなら、冷静さを欠いてしまっているからです。
自分ではミスだと思っていても、
その段階で適切な対処をすれば問題なく解決することも多いです。
ちゃんと相談しておけば未然に防げたことも多いのではないでしょうか。
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報告することの苦しさ
ミスをしたときの報告ほど気の重いものはありません。
叱責を受けないにしても報告へのハードルは重いものなのです。
僕も先輩に報告することすら気が重くて仕方がありませんでした。
でも自分ではどうしようもないので報告しざるを得ないのですが、
できればこんな苦しさを味わわずに解決したいものです。
ですが仕事において自分で分からないことは解決のしようがありません。
心理的なストレスを感じるのは仕方がないことではありますが、
これ以上、状況が悪くなるのとどちらが良いのか、
下手に自分を信じて行動せずに相談することは大切です。
また、本当に信用される人間というのは、
自分にとって都合の良い情報ばかりを上司に上げていくことではなく、
自分の欠点を冷静に分析し、改善策を提示することの方が、
より評価されることを知っておくことも大切です。
これは僕が当時、会社員をしていた頃に日報を提出して、
上司から評価を受けた実際の経験から間違いないことだと思いました。
まずは同僚や先輩に相談するのが良い
仕事でミスをしてしまったとき、
一番相談しやすいのは同僚や先輩ではないでしょうか。
僕は仕事のまだ見習いだった頃にミスを犯してしまい、
教えてもらっていた先輩に相談したときに、
「任せとけ、わしが何とかしちゃるけんのう!」
と言って、ミスを埋めてくれたことを今でもしっかりと覚えています。
この人のために自分はしっかり仕事を覚えようという気持ちになりました。
そんな面倒見の良い人ばかりではないかもしれませんが、
やはりミスは自分だけに抱え込むことはあまり良い結果にならないようです。
できるだけ相談しやすい人に打ち明ける。
このことが仕事でミスをしたときは大切だと思います。
ミスを隠したくなるのは人の心理でもあります。
その心理と上手く付き合っていく工夫を考えましょう。
また仕事のミスが多い人の5つの原因と改善するための思考法では、
仕事でついミスをしてしまう人にはどのような特徴があるのか?
そしてどのような考え方をすれば防ぐことができるのか?
この2つのポイントを5つの項目に分けて紹介していますので、
今後の仕事でのミスを未然に防ぐことに役立つでしょう。
良い仕事ができることを祈っています。
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