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何度も転職を繰り返して不安を感じる。
仕事の逃げ癖を克服して精神的に強くなりたい。
一度染み付いたら離れない逃げ癖を治す方法はあるのでしょうか。
僕が逃げ癖がついてしまったのは、
小学校の4、5年くらいのときでした。
「お母さん、何か気分が悪い・・・」
朝起きて調子が悪いことを伝えて、体温計で熱を測りました。
体温計が示していたデジタルパネルには「37.5℃」と表示されてました。
「今日は、休みんさい」
と言われて誰もいない家の中で過ごすことに快適に感じました。
毎日、朝起きて憂鬱な気分になりながら通っていた学校。
学校に行っても退屈な授業の繰り返しで楽しくもない。
それが休むことで、開放的な1日を過ごすことができたのです。
それが逃げ癖が付いた最初のきっかけでした。
あなたが仕事の逃げ癖を治したいと思うのなら、
逃げることで得ているメリットを知ることが大切です。
そこを知らずにどんなことを試しても焼け石に水なのです。
(前回は、仕事の集中力・やる気が続かないときの4つの対処の仕方にて、
仕事の集中力ややる気が続かないときの効果的な対処法を紹介しました。)
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どうして逃げ癖が出てきてしまうのか
逃げ癖とは、ある特定の条件で発動するものです。
そしてほとんどの人が自分に逃げ癖があると自覚しています。
それは、
自分が精神的に辛いと感じている状況です。
当たり前のことを言っているのかもしれませんが、
今、置かれている状況が辛くなければ逃げる必要もありません。
普段、精神的に楽な状態で生活していたのが急に辛い状況に変化する。
そうなると、潜在意識は急激な変化を嫌うのでブレーキが掛かります。
このようなブレーキが掛かることによって逃げ癖のパターンになるのです。
つまり心が上手く環境に適応しきれていないのです。
ただ、このような潜在意識がブレーキを掛けることの方が健全なのです。
潜在意識には、現状をなるべく維持しようとする機能が働くからです。
それは現状を維持することが、一番生存率が高いからです。
逃げ癖とは病気ではなく、心のメカニズムによるものなのです。
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逃げ癖の克服法
逃げ癖とは精神的に辛いと感じると出てきます。
それは今までの楽な生活からの急激な変化が原因と言いました。
では、なぜ辛いと感じてしまうのでしょうか。
- 追い込まれるとようやく重い腰を上げて行動する
- 自分が働かなくても生きていける恵まれた環境がある
このようなところではないでしょうか。
この2つには、どちらも共通していることがあります。
それは先送りするという習慣が染み付いてしまう危険です。
人は堕落を覚えてしまうと、目の前の面倒なことをしなくなります。
とりわけ、やらなければいけない訳ではないけどやった方がいいことです。
たとえば夏休みの宿題が、良い例ではないでしょうか。
だけど夏休みの宿題は残り数日になると一生懸命にやりはじめますね。
ようするに逃げ癖の克服法は、
自分が甘い環境に身を置かないように退路を断つことです。
これを別の言い方をすると「バックドアを閉める」と言います。
たとえば一人暮らしとか、将来のためにローンを組んで資格スクールに通うなど、
このようにバックドアを閉めるきっかけも、プラスの理由であるべきです。
もしそれが車のローンだとしたら、余計にやる気を失い兼ねないからです。
仕事に覚悟を決めて取り組めるように自ら追い込む方法があります。
逃げることのメリットを別のことに生かす
先ほど紹介した退路を断つ克服法は、
自分の目的を見出せた人にはかなり有効的な方法です。
だけど逃げ癖がついている人は、自分の将来の目的なんかより、
目の前の苦しい状況のことの方に意識がまわるものだと思います。
逃げ癖を克服するためのもう1つの方法は、
逃げることで得ているメリットを思い出してみることです。
逃げ癖が付いていることは嫌なことかもしれませんが、
それによって得ている何らかのメリットが必ずあるものなのです。
そのためには、最初の逃げ癖のきっかけとなった瞬間に戻ることです。
記憶の中をさかのぼって、出来事の最初の瞬間を思い出してみます。
記憶の中でもう一度、そのシーンをなぞってみます。
すると、どこかでプラスの感情を感じる瞬間があるはずです。
たとえば冒頭でご紹介した僕の例で言うと、
母親に「休みんさい」と言われたときに解放された気持ちになったとかです。
今まで、心にずっと重りが乗っかっていたのをパッと降ろすことができれば、
それは心が軽くなって開放的な気持ちになれることは当然です。
そこで味をしめてしまうと逃げ癖やサボり癖となってしまいます。
このように必ず何らのメリットがあるのです。
そして今度は、そのメリットを別の方法で満たすようにすると、
わざわざ逃げることで得る必要がなくなるので克服できます。
たとえば好きな人ができれば、仕事を頑張れるようになりますね。
どんなマイナスなことでもメリットがある
僕たちは、問題が起こると、
とにかくその問題を悪のように扱ってしまいます。
それは、
病気になれば発熱することと、同じような意味があります。
病気になって発熱するのは、身体の病原菌と闘っているので、
身体が発熱を起こしているのですが、
しんどいので発熱を鎮めようとします。
ですが発熱が問題ではなく、病原菌を何とかしなければいけないのです。
逃げ癖のようなマイナスに思えることも、
逃げることで得ているメリットを思い出さなければいけません。
ぜひ、根本的な問題解決で明るい未来を築いていきましょう。
良い仕事ができるようになることを祈っています。
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