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身体に異常が出ても、精神を限界超えてすり減らしても、
それでも今の仕事を続けることに責任を感じてませんか?
仕事から逃げることは悪いことだと思ってそのまま続けても、
その職場にいて報わる時が来るでしょうか。
僕も製造業でパワハラを受けていた時期があり、
一時期は自分の態度を改めて真面目に接していても、
班長からその期待に応えてくれることはありませんでした。
それどころか態度を改めたことで余計に威圧的になったのです。
悪態をつこうが態度を改めようが悪い方向しか転ばないのです。
そうして、その仕事を何年も続けた結果として、
あまりの精神的な苦痛に耐えきれずに逃げ出してしまいました。
だけど、この逃げたことによって人生は変わっていきました。
なぜなら逃げられない理由は環境を手放せなかったからです。
慣れた環境ほど苦痛を感じてても離れられなくなるのです。
あなたもそんな慣れた苦しい環境にいないでしょうか。
心のどこかで、ここに居るべきではないと思ってませんか?
辛い仕事から逃げるのは本当は悪いことではないのです。
今回は、正しく逃げることの意味をお伝えしたいと思います。
前回は、正月明けの仕事が異常にだるくて嫌に感じてる人へ、
だるい気持ちに即効性のある具体的な解消法をお伝えしました。
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辛い仕事から逃げるというのは極めて自然な反応
逃げることとは基本的に良いイメージではないですね。
だけどこれは一体どこからきたイメージでしょうか。
思い出せばその原因は曖昧だったりしませんか?
いつの間にか世間一般的に言われていて、
自分でも何となくな感じで捉えているような感じでしょうか。
そこで辛いからと仕事を辞めることを適切な理由として認められず、
適切な理由以外は逃げなどの言葉で一括りにされているのです。
だけどこのことをよくよく考えて欲しいのです。
もし、あなたの家が火事になったとしましょう。
するとそこから逃げることは悪いことなのでしょうか。
当然、火事で逃げることは悪いことではないですよね?
では、精神的に苦痛で我慢の限界がきて仕事を辞めることは?
何かもっと正当な理由がないとダメなような気がしませんか?
それって上司や先輩など周りの人が認めてくれない気がしませんか?
問題は周囲の人達が理解してくれないというのもありますが、
あなた自身の心の在り方にも見つめるべき点があるのです。
それは人生を幸せに生きるために見つめるべきことなのです。
心とは苦痛を伴い続けるとその場を避けたくなる反応をします。
だから苦しいとか辛いという身体への感覚が出てくるのです。
精神的に辛い仕事から逃げることは極めて自然な反応なのです。
そこで周囲の目や手放す勇気が出ないことへの言い訳をして、
身体から出てきている重要なメッセージを無視し続けてしまい、
うつ病などの精神疾患や身体の異常などを起こしてしまうのです。
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逃げることは現実から目を背けているわけではない
こうして世間一般のイメージや、
周囲の人間の反応に気を使い過ぎてしまい、
精神的に辛いから仕事を辞めるという理由は、
正当な理由ではないから悪いことだと感じてしまい、
回避行動がとれずにずっと苦しむ人はたくさんいます。
実際に僕もそうした苦しみを何年も続けていました。
結果、会社を耐え切れずに逃げるという行動に至りました。
こうした状態とは心が抑圧されて非常に苦しいものです。
抑圧とは心は解放されたいと望んでいるけど、
周囲の目や生活を維持するなどの頭ではいろんな理由が浮かび、
心から望んでいることに無理矢理にフタをすることを言います。
よく心にフタをするという言葉を聞いたことがありませんか?
それが心の反応を頭で意識的に抑えつけている状態なのです。
だけど心では苦しい辛いという感覚を常に感じ続けます。
フタをしようにもしきれないのでやがて爆発するのです。
こうした心の状態を紐解いてみると、
決して逃げることは現実から目を背けているわけではないのです。
厳密には逃げるのではなく回避するという見方が正しいですし、
本当の意味で解決するにはその環境で耐え続けてはダメなのです。
批難の声に耳を傾ける必要はなし!
日本にはひとつのことを極める意識が高い国です。
職人と言う言葉には、決して悪いイメージはしないですね。
どちらかと言うと称賛されることの方ではないでしょうか。
- 一度手を出したら最後までやる
- 食べ物は残さず最後まで食べる
- 言われたことはちゃんと最後までやる
僕達はこのような言葉を昔から聞かされてきました。
なので自分達が納得できる理由で辞めない限りは、
アイツは逃げたなどと非難の声を浴びせてくるのです。
だけど、同じ環境でも状況によって、
身体的にも精神的にも大きく変わってきます。
誰もが同じ気持ちで同じように仕事をしているわけではありません。
仕事を逃げたなどと言う人に辛い気持ちなんて分からないのです。
そんな声に耳を傾けて自分を犠牲にすることは、
百害あっても何の得にもならないのは明らかではないでしょうか。
僕自身、我慢し続けても職場の人間関係は良くなりませんでした。
お互いに価値観が違うので警戒し合って打ち解けられないのです。
こうした職場で人間関係が悪いなら見切りを付けることも大切です。
人生で後悔しない生き方を選択する方法
本日のまとめ:
- 辛い仕事から逃げるというのは極めて自然な反応
- 逃げることは現実から目を背けているわけではない
- 批難の声に耳を傾ける必要はなし!
結局のところ仕事を辞めることと、
今の苦しくても安定(と思っている)のを続けるのと、
どちらが正しい選択なのかというのは問題の渦中にいると、
なかなか決断できない難題ではないでしょうか。
僕も2014年1月からインターネットビズネスの副業を始め、
2015年3月に仕事を辞めてそこからは独立の道を選びましたが、
特に2014年9月頃から辞めることに散々悩み続けました。
2015年2月になってようやく辞める決断を自分に下しましたが、
その時の決断の基準となったものは、
新しい生き方を本気でやりたいか、それともやりたくないか。
ということでした。
結果はどうなるかなんてホントに分かりません。
だからこそ怖かったし失敗への恐れもあって揺れてました。
僕達はついどっちが安全な道かを基準で考えてしまいがちですが、
だけど1塁ベースを踏んだまま2塁ベースに行けないように、
どこかで思い切って決断していく勇気が必要になってきます。
そんな時にどんな基準で物事を判断していけば良いのかと言うと、
- それによって自分が成長できるか
- それが心からやりたいと思っていることか
- 静かなワクワク感を心に抱いていることか
そのために注意したことは、
- 他人の目を気にしていないか
- 損か得かで判断しようとしていないか
- 怖れの感情を中心に考えていないか
同じ過去でも「失敗」ではなく「学び」と受け取れるのは、
最初の基準で判断した時にたとえ上手くいかなくてもプラスに捉え、
後の基準で判断した時には仮に上手くいっても心から喜べません。
人生で後悔しない生き方を選択する方法とは大げさかもしれませんが、
大切なのはどのような判断基準で物事を決めようとしているかです。
そこに気付いて考え方を変えることが人生を大きく変えるのです。
辛い仕事から逃げるのは安易に悪いことだと思う必要もないのです。
心から納得できる選択をできることを祈っています。
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