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毎日放送の社員がセクハラ!派遣社員の立場を軽視している?

 

毎日放送の社員が女性の派遣社員に対して、

セクハラをしていたことが問題として取り上げられました。

毎日放送の管理職1人を含む男性社員4人が、派遣社員として働いていた女性へのセクハラ行為で懲戒処分を受けていたことが毎日放送への取材で分かった。処分は11月28日付。

引用元:朝日新聞デジタル

 

大阪に本社をおく毎日放送が、

女性の派遣社員にセクハラをして話題になっているようです。

管理職1人と社員4人による複数でのセクハラ被害とのことです。

いきなり手や足を触ってきたり、抱きちてキスをしたり、

しつこく食事などに誘ったことが精神的に苦痛に達し、

派遣元に相談したことによって問題が発覚しました。

 

近年、派遣社員を中心に非正規社員と呼ばれるような、

パートやアルバイト、そして契約社員で働く人達が増えています。

企業側としては社員に対する負担をなるべく少なくしたい理由から、

正社員として雇用するのではなく非正規社員を使いたいようです。

経費削減も余儀なくされる現状にあるのかもしれません。

 

だけど雇われる側としては雇用の不安定さに不安があります。

将来、いつ職を追われて生活ができなくなる悩みの中で日々を送り、

長く雇用されるために言いたいことも我慢して働く・・・

非正規社員にはそんな悲惨な現実を拭えないところがあるのです。

 

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派遣社員の立場の弱い現実が浮き彫りに

 

派遣社員は社会的にみて立場が弱い・・・

これは誰もが心の中に抱いていることのひとつではないでしょうか。

よく「使い捨て」と比喩されるように2~3ヶ月ごとの更新が、

企業にとって都合がよく、派遣社員にとって不安要素です。

 

そこで生活のために少しでも長く働きたいとか、

できれば今の会社に正社員として雇ってもらいたいという思いから、

肉体的、精神的に辛くて耐えて仕事をする現実があります。

 

僕が以前に電子部品関係の製造業の派遣社員だった頃の話です。

その部署では僕だけが派遣で他の人はみな正社員でした。

 

他の正社員達は36協定によって守れており、

1ヶ月の時間外労働は45時間以内と守られていました。

ところが僕だけはなぜか毎月100時間ギリギリだったのです。

 

だけどここで文句を言っては契約を切られるかもしれない・・・

そんな不安が頭の中にあったのでずっと従ってました。

1人暮らしもあって収入が断たれるのは死活問題です。

正直、派遣の立場は下位の存在だなって自分でも感じてました。

 

派遣の立場の弱みを利用して好き勝手してくる会社。

それでも文句のひとつも言えない立場は弱いと感じてました。

会社に入ってみなければどんな人間関係かは分かりません。

そこで続けることが困難な状況になったとしても、

 

  • 派遣元に訴えたとしても次の働く場所はあるのか?
  • 今より肉体的、精神体に辛い環境だったらどうしよう?
  • また新しく一から仕事を覚えるなんて面倒じゃないか?

 

結局、いろんな不安から抜け出せなくなってました。

また仕事に慣れてくればくるほど上記の思いが強くなります。

僕達は心の底では安定することを望んでいるので、

仮にでも落ち着いてしまうと抜け出せなくなるのです。

 

 

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セクハラやパワハラはどこに相談すべきか

 

毎日放送の女性契約社員は派遣元に相談したとありました。

確かに派遣元に相談することは最も正しい方法だと思います。

その後にその会社で働くことはないのかもしれませんが、

周囲の目などを考えると耐え続けることは困難です。

 

相談する場所と言えば社内相談所がありますが、

社内で設けている相談所には社員のためではないと言えます。

それは会社の悪評は漏れないための防衛線を張る意図があるからです。

なので間違っても社内相談所には相談しないことが賢明です。

 

実際に当時、僕は部署の班長からパワハラを受けてました。

夜勤中の休憩の時間に薄暗い階段をフラフラしながら上がり、

通路の掲示板に社内相談の案内がふと目に入りました。

数週間して特に精神的に苦痛だった日に耐えきれず、

その相談所に電話をして部署異動の申し出をしたのでが、

いろいろと事情を詳しく聞かれて数日後に作業中に係長から、

 

「あーあれ、お前の勘違いじゃけえ・・・」

 

としれーっと言われて片付けられてしまったのです。

その時の表情を見た瞬間に僕は悟ってしまいました。

 

「あ、こいつは当てにならないな・・・」

 

なので、

 

「はい、分かりました・・・」

 

とひと言返事をしてその後も精神的に辛い日々が続きました。

そして、その1年後に耐え切れずに会社を逃げてしまいました。

 

 

仕事の人間関係がこじれしまうと解決は不可能

 

僕自身、過去に20社以上の転職を繰り返してきました。

働き先である仕事ほとんどがアルバイトや派遣社員といった、

非正規社員という雇用形態しか仕事がありませんでした。

 

「正社員で雇ってくれる会社なんて相手にしてもらない・・・」

 

社会に対して劣等感を抱いて自分を過小評価していたし、

実際に面接ではやる気のなさがバレていて何度も落ちてました。

確かに生活のために生きていくためには働くしかありません。

こうした矛盾を抱えながらの日々は複雑な気持ちでした。

みんな心の中は豊かさとは程遠く切羽詰っています。

 

なので仕事で人間関係がこじれると解決は不可能なのです。

 

だからこそ職場の悩みの1位が断トツで人間関係であり、

仕事を辞める原因の1位も断トツで人間関係なのです。

 

 

追い込まれる前に段取りをしておくこと

本日のまとめ:

  • 派遣社員の立場の弱い現実が浮き彫りに
  • セクハラやパワハラはどこに相談すべきか
  • 仕事の人間関係がこじれしまうと解決は不可能

 

今現在で仕事で精神的に辛い思いをしてる人、

特にストレスがなくても退屈な日々を送っている人、

どんな状況にせよ、今のままでは良くないと感じてるなら、

 

追い込まれる前に対処できる段取りをすることが大切です。

 

僕は今でこそ独立して生計を立ててますが、

それは会社員時代に副業をはじめて段取りをしてたからです。

転職をするにしても資格を取得するにしても何にしても、

またその前段階の情報収集をしているにしても、

 

何もしないよりは何かアクションを起こし続けることです。

 

仕事を辞めた途端に何もないほど怖ろしいことはありません。

いきなり無収入になるのは年を取るほど恐怖を感じます。

若いからといくらでもやり直せるなんてよく言われますが、

先のことを考えて段取りするくらいの行動力は大切です。

 

今の世の中、派遣社員は立場が弱いというのが、

何となく社会全体のイメージとしてあるのかもしれません。

毎日放送でセクハラを受けた女性派遣社員のように、

精神的な苦痛を頼れる機関に相談することも大切ですが、

一方で自分でできるアクションも起こすことも大切です。

 

未来を切り開いていけることを祈ってします。

 

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