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派遣社員と契約社員は、一体どちらが働き方が良いのでしょうか。
この2つの違いについて不透明のことも多いのではないでしょうか。
派遣社員で働いていると契約社員への話を持ち掛けられることがありますが、
このとき、どちらが良いのか迷ってしまいませんか?
「時給が良いし、仕事の責任への負担がないから派遣社員のままがいい」
「契約社員になれば、安定するから給料が下がっても安心かもしれない」
このように派遣社員でしばらく働いていると、
俗に「3年ルール」と呼ばれる抵触日が訪れて選択に迫られます。
僕も以前勤めていた会社では、はじめは派遣社員として入社しました。
それから約3年近くになって抵触日が訪れて契約社員になりました。
結局のところ抵触日がきた時点で今の会社で働き続けたいのなら、
契約社員として直接雇用してもらわなければいけないのが国の法律です。
ですが、
契約社員になってまで今の会社でやっていきたいとは思わないとか、
家庭の事情であえて派遣社員のままの方がいいという人もいます。
そこでライフスタイルに合わない選択をすると後悔するのかもしれません。
今回は、派遣社員と契約社員のそれぞれの違いについてや、
派遣社員に対しての企業側の視点などをお伝えしていきたいと思います。
(前回は、派遣社員の実態!実際の仕事とその後の働き方についてにて、
派遣社員の実態を実際に自分が経験した中からお伝えしました。)
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具体的にどんな違いがある?
派遣社員と契約社員の大きな違いは、
- 派遣社員 = 派遣元から派遣される間接的な契約
- 契約社員 = 働いている会社との直接契約
ここのところが大きな違いになると思います。
ですが正直なところ、そこに違いがあるというのは、
実際に働いている僕たちにはほとんど影響がないと思います。
では最も影響の大きい違いで言えば、
手元に入る給料の差ではないでしょうか。
僕は派遣社員だったときは時給1100円でした。
1100×8H=8800/日で、20日×8800/日=176,000円でした。
それに加えて時間外が1100×1.25=1375円になって、
1ヶ月の時間外を40時間として40H×1375円=55,000円。
176,000円+55,000円+交通費4,000円=235,000円。
これは派遣社員で最も少ない月の総支給額です。
手取り額となると-50,000円で181,000円でした。
一方で契約社員になったときは基本給が138,000円。
交通費が11,000で総支給額は149,000円でした。
時間外の計算については分かりませんが40時間だと約43,000円です。
そうなると総支給額では192,000円くらいでした。
そこから手取り額ではおよそ40,000円引いて152,000円です。
給料の違いを比較すると、
181,000円-152,000円=29,000円です。
では1年間の差額で計算してみると、
29,000円×12ヶ月=348,000円となります。
ただし契約社員ではボーナスがあったので、夏冬合わせて約15万円。
348,000円-150,000円=198,000円くらいです。
これは時間外を同じ40Hにしての計算です。
この差額を多いと見るか、少ないと見るかは個人差があると思います。
因みに実際に派遣社員のときは95Hくらいやってました。
また週交替で夜勤もやっていたのですが計算に入れてません。
これはおおよその計算になっているので、
大体の目安として見てもらえればと思います。
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他にどんな違いがある?
就業形態や給料の他にどんな違いたあるのかというと、
派遣社員は1、2、3ヶ月の契約更新なので不安定であるということです。
後は派遣社員というのは正直、男の立場だと肩身が狭い感じではありました。
なぜなら、胸に社員バッジを付けて色分けされていたからです。
自分より若い女の子が正社員のバッジを付けていると複雑な思いでした。
ところが契約社員になると少しだけ優越感に浸ることができました。
正社員と契約社員とではバッジの色が同じだったからです。
だけど給料は極端に下がってしまったので生活がとても苦しかったです。
社員食堂での食事代を引けば手取り額は103,000円でした。
これは時間外を一切しなくなった退職する8か月前からの状態です。
因みに僕が時間外を一切しなくなった理由と言うのは、
その年の1月からネットビジネスで副業をはじめていたからです。
実はその年の3月まではパワハラを受けていた部署に留まってましたが、
副業からの収入が出はじめたのを機会に契約社員の契約更新のタイミングで、
1年前から希望を出していた部署異動を強気で押し切って実現しました。
また契約社員になると仕事そのものにも変化が訪れました。
それはパワハラを受けていた部署から異動した先の部署が業績が悪化しはじめ、
僅か半年で違う部署に異動することになったのですが、
現場作業員から資材管理という管理業務に携わるようになったことです。
当然、管理業務なので責任ある立場へと仕事の内容が変わっていきました。
僕は正直言うと、独立するつもりでしたのでこの責任が苦しかったです。
ただ課長に気に入って頂き、正社員への推薦までしてもらっていたので、
申し訳ない気持ちもありましたが自分のやりたいことへの気持ちを貫きました。
企業側は派遣社員をどうみているのか
もしあなたが派遣社員の方がいいという意見でしたら、
偉業側が派遣社員に対してどういう認識をもっているのか。
そのことを知っておいても良いのかもしれません。
まず「正規社員」と「非正規社員」というのがあると思います。
- 正規社員 = 正社員
- 非正規社員 = 契約社員・パート・アルバイト
このようになっており、
これは直接雇用に対して分けられています。
主には雇用の有限か無期限かの違いが上げられます。
対して派遣社員の場合は上記には当てはまりません。
なぜなら、あくまでも派遣元である派遣会社の社員だからです。
企業側の社員ではなく、派遣会社のサービスを購入している形なのです。
分かりやすく言い換えると企業側が人手を「外注」しているということです。
つまり会社はモノを外注に出すというだけではなく、
仕事が忙しくなってきたら人手も外注するということなのです。
ということは人手が余ると当然必要なくなってしまうということです。
それはつまり派遣社員にとって職を失うという意味でもあるのです。
そして定められた期間が終了すると次を探さなければいけません。
企業側はこのような認識として派遣社員を見ているということです。
そこを理解した上で、派遣というものを活用しなければいけません。
将来的にどうしたいのかが大切
僕たち人間は変化をすることを嫌う性質があります。
今の職場を離れて別の仕事先を探すのは面倒ではないでしょうか。
なので派遣の抵触日がくれば、渋々契約社員になる人もいると思います。
僕も本当は派遣社員のままの方が良かったです。
当時は派遣社員だった頃は副業などしてなかったのですが、
やはり一から仕事を探すより同じ職場を続ける方が楽だったからです。
しかし自分がどうしたいのかが分からないのなら、
現状で安定も得られて正社員の可能性もある契約社員の方が良いかもしれません。
明確な理由がない限りは、
契約社員のチャンスは掴んでおいても良いのかもしれません。
良い選択ができることを祈っています。
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